コーナーで差をつけたい
大学院入試が終わりました。二重の意味で。
人生の意味にも己の薄っぺらさにも無力さにも、そして価値のない者を容赦無く振り落としていく社会にも嫌気がさしました。漠然とした自己実現の欲求を持ちながらもその中身を依然として定められないまま4年間の学部生活を終えようとしています。合格発表までの間、自分を静かに見つめ返し……、なーんてことするわけねえべな！！こういう時は風切るのが一番って古事記にも書いてんだ！！バイクに乗るぞ！！
院試勉強の間放置してた愛し子よ、すまんかった。さあ出番よ。9月に京都-新潟往復旅と10月に九州一周を計画してます。
どちらも長距離ツーリング。旅のお供に必要なものを買い揃えておかねばなりません。
そのために今欲しいのはこいつら。
- USBポート
- シートバッグ
- ライディングシューズ
USBポートは色々調べる必要がありそうなので悪癖・後回しを発動させます。今回はライディングシューズとシートバッグを買いそろえていきましょう。
ライディングシューズについて
命を守るためのプロテクター付きジャケットやヘルメットは免許取得後すぐに購入しましたが、比較的優先順位が低めのライディングシューズはずっと躊躇ってきました。
しかしその重要さを侮ることなかれ。ライディングシューズには大切な役割がいくつかあり、絶対に買って損をしないアイテムなのです。普通のスニーカーではなくライディングシューズを履くメリットをご紹介します。
ライディングシューズのココがすごい
1. くるぶしの安全を守ってくれる
バイクに乗ることと危険は常に隣り合わせ。バイク事故の痛ましい事例として、転倒しバイクに足を挟まれ骨折、というものが挙げられます。
多くのライディングシューズはくるぶし部分にプロテクターがあり、上記のケースを防ぐことが可能です。
以前、私も乗車時に軽くバランスを崩してサイドスタンドがくるぶしに突き刺さり、血を流したことがあります。その時にくるぶしは守らねばならぬと決意したものです。
2. 優れた機能面
ライディングシューズには防水性や通気性を考慮したものが多く、こうした機能たちが快適なバイクライフを支えてくれます。通気性は水を通す構造、防水性は水を弾く構造と相反する機能であるため両者が一体になったシューズはありませんが、用途に合わせていずれかを買っておくと便利そうです。
3. ギアチェンジで大活躍
運転には欠かせないギアチェンジ。スニーカーだとうまく力をかけられず、空回りすることもしばしば。私はツーリング後半になると左足の甲が麻痺してきます。そこで大活躍するのがライディングシューズです。足の裏のカッティング等に工夫が施されているらしく、ギアチェンジやブレーキなどの足の操作が楽になるそうです。また、ギアチェンジですり減りやすくなる左足の甲にはシフトガードによる丈夫なつくりになっており、耐久性が抜群です。
4. かっこいい
これ一番大事。ジャケット羽織ってシューズ履いたら私のような初心者ライダーでも「乗ってるぞ！！」感が出ます。バイクに乗る時の気合も倍増です。
ライディングシューズを見に行こう
というわけで早速バイク用品店へGO。天気がいいからバイクでね。
京都市内のバイク用品店といえば十条のライコランドがデカいので好き。残暑厳しい8月末日、炎天下の中汗だくで入店しました。
2階のウェアやシューズを取り揃えたコーナーでしばらく靴とにらめっこです。やはり女性用は少し取り揃えが少ないのが寂しいですね。以前、ライダーの女性比率は5-10%程度と書かれたバイク記事を目にしました。バイクは一長一短ですので「みんな乗ろうよ！」と声を大にして叫ぶことはできませんが、慎ましく促進活動をしていきたいですね。バイクはともだち。こわくないよ。
閑話休題。
しばらく眺めているとストライクゾーンど真ん中の靴を発見しました。ハイカットシューズより少し長い、革製ショートブーツタイプ。厚底仕様で背の低い女性がベタ足になるよう配慮されています。何よりデザインがとてもかわいい。普段使いもいけそう。欠点があるとすれば厚底なだけあって少し重いです。足が疲れるじゃろか。それと防水機能は微妙で大雨は耐えられないそう。とりあえず第一候補とします。
機能面を重視した第二候補のスニーカータイプも試着してみました。防水でめちゃ軽い。価格は第一候補の靴と同額。デザイン以外の面では圧倒的勝利。
悩みに悩みましたが単一理由決定ヒューリスティックには勝てなかったよ。テンションが上がるお気に入りのデザインというのは私にとって機能面と同等、もしくはそれ以上に大事な決定要素でした。
というわけでショートレザーブーツをお買い上げ決定です。こんな感じ。
満足。これは秋にレザージャケットを買って上下の雰囲気を合わせたいですね。
シートバッグについて
さて、次はシートバッグです。
今まで地味に困っていたのが移動時の荷物のやり場。リュックを背負うのもいいのですが、あまり重いと肩が凝る……と最小限の荷物で移動していました。しかしそうなるとお土産がなかなか買えなかったり、万一のための予備アイテムを諦めないといけなかったり。小さな困りごとの積み重ねに悩まされてきました。
大きなシートバッグが欲しい！旅っぽさが出る、スポーティーなヤツ！
と探し回っていると私の願望を詰め込んだかのようなバッグに出会いました。それがこの子。
写真ではなかなか伝わりにくいですが、5泊分の荷物が入るボストンバッグ程度と考えていただければ。ドリンクホルダーや小さなポケットがたくさんついていて収納も便利そうです。何よりブンブン1号の外観に似合う。即決で購入してお店の前で早速取り付けました。
完璧……！！脚を後ろに回せないので乗り降りが少しカッコ悪くなってしまいますがそこはご愛嬌でしょう。
シューズといい、バッグといい、最高の買い物をしてしまいました。新潟ツーリングははこの装備で十分だと思います。あとは出発の時を待つのみ。非常に楽しみです。
おまけ
ライコランドの公式アプリが8/31まで限定のヘルメットシャワー無料クーポンを配っていたため体験してみました。
ヘルメットクリーニングの新常識！「ライコランドヘルメットシャワーシステム」｜インフォメーション｜ライコランドグループ
水を使わずにヘルメット内部の除菌と消臭をしてくれるらしい。汗で内部が汚れやすい夏にぴったりです。
店員さんに「インカム本体がついてるけどいけます……？」と聞いたところ、COOLモードならいけます！とのこと。はじめてなので使い方も教えていただきました。機械にメットを入れてボタンを押して蓋をしてあとは3分待つだけ。楽チンすぎる。そもそもあまり汚れていなかったので仕上がりに劇的な変化を感じたわけではありませんが、まあ綺麗になったんだと思います。気持ちだけでも楽になるものです。
