ひろみバイクライフ

バイクに乗ってブンブン言わせます

2023.05.21_琵琶湖博物館

人生で一番辛かった別れは何かと問われれば、私はこの1ヶ月ブンブン1号と会えなかったことだと答えるでしょう。

雨の日も風の日も猛暑の日も、心躍る冒険も孤独な逃亡も、振り返れば2年間、13,000km近くブンブン1号と連れ添ってきました。2年の節目、すなわち車検の時を迎えたのです。GWなどもあったせいで、預けてから引き取りまで1ヶ月、お値段n万円、車検とはかくも辛いものかと5月の碧空を恨めしく睨んでいました。

何はともあれ無事戻ってきたブンブン1号。今回は前後輪、ブレーキパッド、冷却水、スパークプラグを一新しました。新品タイヤということで慣らし走行、久々に琵琶湖へお散歩です。

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2023.02.19-20_熊本市・人吉市

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

時折くる雪の日の刺すような寒さにはしゃぎ、また時折くる穏やかに晴れた日の暖かさに涙しているといつの間にか3月になっていました。精神が未熟で何かと心が動かされやすいのは困りものですが、人生に対していまだに飽きがこないという点では助かっています。

こんな心が落ちつかない時にこそバイクに乗って気分転換でもするのが一番なのですが路面の状況を鑑みて1、2月はロングツーリングをお休みします。昨年散々学びました。

しかし遠くには行きたい。というわけで今回は夜行バスに乗って熊本市人吉市を訪問しました。

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2022.12.09-11_名古屋市・犬山市

下にある時は大きくて、のぼっていくにつれて小さくなるものってな〜んだ?

答えはお月さまでした〜。シンキングタイムはありません。誰もお前を待ってはくれない。

バイクを走らせていると地平線上に突如出現した大きな満月を眺め、視覚って面白いよな〜などと考えていました。月が地表近くにある時大きく見える理由については、多様な観点から研究されており、①そもそも視線や頭部の位置にかかわらず地平線近くにある物体は上空にある物体より大きく見える法則がある②中心視/周辺視や眼球の輻輳運動といった視覚情報処理系の活動の結果である③月への関心、すなわち情動が錯視を作り出している、の三説が暫定的に有力だそうです(苧坂, 1985)(実験条件の統制が難しいこともあって研究テーマが下火っぽい)。

同じ対象を見ているはずなのに個人内でも個人間でも知覚の違いが生じるというのは興味深いですね。私が心理学を専攻する理由の一つです。しかし最近は研究が思ったように進まずなんだかモヤモヤします。

というわけで今回は研究からの逃亡で愛知県犬山市を訪問しました。

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好奇心についての自省

大学院に入り心機一転、新たに探検部に入部しました。部では年に1度、学祭で部誌を発行するのですが、そこで思ったことをつらつらと書いたのでここにも同じものを記録しておきます。

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2022.11.06_海上自衛隊呉地方隊護衛艦見学

平和教育って都道府県ごとに頻度や内容のばらつきが結構あるみたいですね。ずいぶん前にどこかのアンケート(多分NHKの世論調査)で半数以上の人が原爆投下日を答えられなかったという結果が出たのを見て想像以上の割合にびっくりした覚えがあります。
私の小学校は毎年8/6が登校日で投下時刻に黙祷をし、全校生徒で集まって平和教育のビデオを見たり平和を願う歌を歌ったりしていました。こうした経験は当然皆が記憶し受け継がれていくものだと思っていたのです。

しかし今書いた通り平和教育にはばらつきがあることに加え、大体の人間が忘れっぽいので知らないことも覚えていないことも忘れることも別に責められるようなことではないというのが私個人の考えです。一方で過去の出来事や記憶を残す努力だけはしていくべきではないでしょうか。その一環として今も全国各地に平和や戦争に関する史料館が存在するのは良いことだと思います。特に広島はそうした記憶を風化させないための大規模な施設が複数あって力の入り方が違います。

笠岡から京都へ帰る前日、せっかくならば戦艦大和の地・呉も見ておきたくなったのでやるべきことをすべて放り投げて急遽海上自衛隊呉地方隊に行ってきました。

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2022.10.30_岡山国宝建造物巡り

物心ついた頃からコミュニケーションが苦手でした。中二病だ社会不適合だと笑ってくれても構いません。私なりに改善の努力はしてきましたが憔悴するばかりです。

自分をさらけ出すことも剥き出しの人間を見ることもうまくできずに疲れ、恐れ、しまいには逃げてしまう癖がついてしまいました。人間の個という刺激が強すぎて真正面から直に触れられないのです。

その点、知を使ってコミュニケーションを図るタイプの人間のことを勝手に好ましく思っています。その人が語る知識を寄せ集めて、それを媒介に、間接的に人となりを感じるくらいが私にとってちょうどいいからです。また、そういう人たちは個を剥き出しにできずに知識という代替手段でなんとか補おうとしている感じがして、その不器用さやめんどくささに勝手ながら親近感すら覚えます。

特に得体の知れない初対面の人間と話す時「何をした」「何ができる」みたいな個人に迫った話をするよりも、互いの持つ知識を投げ合う会話をする方が心地良かったりします。それが果たして会話と呼べるかはさておき。

先日仕事先でそんな心地よい方に出会えました。車でご一緒した小一時間、絶え間なく岡山の文化財や歴史の知識を披露してくださって久しぶりに仕事先の方と楽しく接することができました。会話中「岡山には国宝建造物が2つある」とうかがい、無性に見に行きたくなりました。

というわけで今回は岡山の国宝巡りをします。

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事故記録

先日、人生で初めて交通事故の現場に立ちあいました。

一緒に長距離ツーリングに出かけていた友人が私の背後でガードレールに衝突、いわゆる自損事故です。私やもう一人の同行者は無傷でしたが、事故を起こした当人は左手小指開放骨折、事故車は損傷が激しく廃車、その他様々な事情が重なったせいもあり旅行は中断となってしまいました。

免許を取って1年半、1万キロ以上を幸運にも無事故で切り抜けて来た私にとってかなり衝撃的な体験でした。後学のためにも当時の現場の様子の記録と事故時の対応についてまとめておきたいと思います。

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