ひろみバイクライフ

バイクに乗ってブンブン言わせます

2021.09.21_びわこ箱館山〜蛾のように舞う〜

諸説ありますが、女の子ってのはキラキラしたものが好きです(要出典)。
私もその一人。小学生の頃、5歳年上の姉貴が読んでた雑誌を勝手に持ち出しては、ケータイをラインストーンでデコっている(全部死語)最先端のファッションページに目を通し、憧れを抱いたものです。キラキラ輝くビーズもシールも大好きでした。

今もその習性は変わっていません。光り物に弱い。蛾のごとく光に寄ってたかります。そんな22歳女児に朗報。

光るパフェがあるらしい。

女の子の好きなもの(甘いもの)と女の子の好きなもの(光るもの)が組み合わさったらそれはもう行くっきゃないわよ。場所はびわ箱館山パフェ専門店LAMP

www.hakodateyama.com

今回の目的たるパフェとびわ箱館山からの景色はいわゆる「映え」スポットとしても有名らしい。大衆に迎合したくないマインドを持ちながらも毎回なんだかんだで抗えずインスタ映えスポットに足を運んでしまう己の感性の凡庸さに少し苦い気持ちになります。いやでもパフェは食べたいやん。許せ、my ひねくれ感情。

スケジュール

2021年9月21日(火)
出発 11:41
帰宅 16:32

ルート

目的地:びわ箱館

goo.gl

〈往路〉国道367号(八瀬、大原、途中峠、朽木)〜道の駅くつき新本陣〜国道303号びわ箱館
〈復路〉びわ箱館山〜国道303号国道367号〜帰宅(往路と同経路)

日記

往路

新潟旅行以来なんだかんだでバイクに乗れていなかったので2週間ぶりの運転です。京都市内の街中は走りにくいのでさっさと脱出。八瀬の方へ抜けていきます。お昼前という時間帯も手伝ってか車通りが少なくて快適でした。まだ走行には自信がなく、一人で走る時はいつも後ろのつまり具合を気にしてしまいます。が、この日はほんまに後ろがいない。プレッシャーなしストレスフリーの運転です。

八瀬、大原のあたりは信号がほとんどない、狭すぎない、急カーブもない、の「3ない」からなる初心者練習コースにもってこいの道だと思います。通るのは4回目ですがだいぶ慣れてきました。スイスイ走れると嬉しいね。のどかな景色も運転の緊張をほどよく解いてくれます。

今回はナビなしで行こうとスマホを開かずに運転しました。そもそも道中に分岐点がほとんどないので方向音痴の私でも流石に迷いません。ナビはあると便利ですが、運転や景色にいまいち集中できなくなるので頼らないようになりたいです。

さて、1時間ほど運転して少し疲れたので道の駅で休憩を挟みます。

道の駅くつき新本陣は以前に一度来ており、その時はバイクがモーターショーのごとく所狭しと並んでいました。しかし今回は平日のせいかバイクはまばら、数台あるのみ。ちょっと寂しいです。

休憩しているライダーさんがちらほらいらっしゃる中、わしも失礼して一服。
横にいらっしゃったライダーさんに声をかけていただきました。良いですね。わしはこういうバイク乗り特有の謎の仲間意識が結構好きです。バイク乗ってるだけで一気に心開いちゃう。ヤエーもやってもらえると結構嬉しいし。
ライダーさんと話すうちに「今は交通安全週間だから人少ないのかも」と判明。9/21〜30は秋の全国交通安全週間なんですね。良いことを教えていただきました。通りすがりのライダーさん、ありがとう。お互いにサツと事故には気をつけて、と手を振って別れます。

道の駅を出ると30分もしないうちに目的地です。サツに捕まらないよう気をつけて運転し、到着。

びわ箱館

駐車代:二輪車300円
入場料+ゴンドラ往復:大人2000円

思ったより持ってかれたわ。給料日前でスカスカの財布が心許ないです。駐車場は山の中腹にあり、そこからさらにゴンドラに乗って山頂へ向かいます。

ゴンドラに乗ってドアを閉められ、いざ出発、という時になって重大なことに気づきます。
わし、高所恐怖症だった。
床が透明ガラス張りの高層ビル展望所、足元が見える金網の吊り橋、そして360度絶景のゴンドラ。ただ高い場所、というよりは自分の足元が宙に浮いているのが見える空間が苦手なんです。何か掴まるものがないと、身の安全が保障されていない気がして不安になります。しかし、ゴンドラ内には掴まる柱などもなく手持ち無沙汰。眼下の木々が秋の装いを〜なんて呑気なことが言えない。目を瞑りたいのは山々ですがそれではゴンドラに乗る意味もない。
打開策は足元ではなく、とにかく遠くの景色を眺めること。ご覧、琵琶湖が一望できるわよ。良い景色です。

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ゴンドラからの景色

ゴンドラは全長1323m、10分弱遠い目をしていたらようやく山頂につきました。

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綺麗なペチュニアのお花畑が出迎えてくれます。ここは冬場スキー場になるのでさらに上まで登れるリフトも見えますね。今回は乗りませんでした(大人往復700円)。

早速目的の光るパフェへ直行。

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パフェ専門店LAMP外観

山小屋を改装したお店の雰囲気がso good

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店内

季節限定『秋のよくばりパフェ』を注文しました。1500円。

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えるしっているか 最近パフェはな、光る

眩しい。煌々と輝いております。これが私の求めるキラめき。

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器を傾けながら食べます

アイスが溶けないうちに早速いただく。
口に入れると栗と芋がこれでもかとゴロゴロ押し寄せてきます。もう9月も後半、本格的に秋ですか。秋の味覚もったりコンボの合間に挟まるさっぱりしたリンゴと紅茶ゼリーがちょうどいい。
しかしこのパフェ、甘い、甘いぜ。親知らずの虫歯が加速する。最後の方がきつい(個人の意見です)。塩味が欲しい、と呻きつつなんとか完食。

味も見た目も総じて満足度が高かった。ボリュームも十分にあったのでお腹いっぱいです。

せっかくなので腹ごなしも兼ねて箱館山の中を散策しましょう。

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こちらはカラフルな映えスポット。カーテンのような布はこのあたりで生産される高島ちぢみ。吸水性に優れ、サラッとした肌触りの軽い布です。

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テラスからは琵琶湖を一望できます。

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ラベンダー畑

ちょうどラベンダーが見頃でした。一面に広がる紫が圧巻です。全方位から聞こえるミツバチの羽音は遠くで聞こえるバイクのエンジン音だと思えば耐えられます。

お花畑を一人散策していると思い出すのは、浪人期に目が完全に死んでしまった私を母が心配して地元のハーブ園に無理やり連れ出したいつかの春の日。なぜかずっと心に残っています。人生の岐路に立たされると持ち前の卑屈精神全開で希死念慮と無気力感に支配されるため、大学院進学を控えた最近も、浪人期と同じく憂鬱が薄雲のように脳内にかかっております。しかし4年前とは違ってこうして1人で気晴らしができるようになったという点では何か変わったのかもしれません。4年前に思い描いていた蝶にはなれませんでしたが、蛾くらいにはなれている気がするので概ね良しとしましょう。

この日は午後5時からバイトなのであまりゆっくりもしていられません。遅刻しないように帰路に着きます。

復路

往路は休憩を挟みましたが、復路は直行で帰ります。時間がなく、ちょっとスピードに乗りたいのでインカムから音楽を流す作戦。「音楽じゃなくてエンジンサウンドを聞け!」というご意見も目にしたことがあります、それもわかる。ですので私は一人で乗る時は音楽を聞くと聞かないの割合が半々くらいです。往路は聞かなかったので復路は聞く。

適当にランダムで曲を流す中、バイク乗るならこの歌はハズレないな、と気づいた一曲がYUIのRolling star。懐かしすぎる。イントロの、いっちばん最初のギターパートでアクセル捻って発進したい。爽快感のある一曲です。

夕方は少し車が多かったですが大きな渋滞にひっかることもなく、無事バイト前に帰宅することができました。

今回も無事安全運転達成です。お疲れ様でした。